スナックは、日本独自の文化とも言える、アットホームな雰囲気でママやマスター、他の常連さんとおしゃべりしたり、カラオケを楽しんだりする場所です。初めての方でも安心して楽しめるよう、遊び方のポイントをご紹介します。
スナックの誕生秘話:取り締まりが変えた日本の夜の顔
スナックという名称は、その文字通り「軽食」を意味する「snack」に由来しています。このユニークな名前が生まれた背景には、日本の風俗営業における歴史的な転換点がありました。
スナックの前身は、かつて「スタンドバー」と呼ばれた形態の店でした。しかし、1964年の東京オリンピック開催を控え、状況は一変します。
当時の深夜喫茶やスタンドバーは、大音量の音楽やダンスによって騒音問題を引き起こしたり、不良のたまり場として問題視されたりしていました。こうした状況を受け、多くの外国人が来日するオリンピックに向けて、風俗営業への取り締まりが強化されることになります。具体的には、「スタンドバーなどのお酒を提供する業態の深夜営業を禁止する」という法律が改正されたのです。
これに対し、店側は新たな策を講じました。それが、「スナック(軽食)を出す店」という形式への転換です。「お酒を『飲むだけ』の店ではなく、『食べる』店ならば深夜営業も許されるだろう」という発想で、「スナックバー」という新たな業態が誕生しました。
この変化こそが、現在の日本における「スナック」のルーツとなり、夜の社交場のあり方を大きく変えることになったのです。
スナックの種類

スナックと言えば、入りづらい扉を入ると、カウンターがあってママと1~2名のキャストがいるようないわゆる昔ながらのスナックを想像している方が多いかと思います。
そういうスナックはセット料金のみ大体相場で5000円位?で、飲み物に関してはボトルを入れるか、1杯いくらの値段で飲むスタイルのシステムでした。
しかし昨今のスナックと言えば、いわゆる時間売りのキャバクラのようなシステム体系のスナックが多くなってきております。そういったお店は、ほぼ飲み放題のボトルがあり、ボックス席もそろえているお店が多いです。
またママがいないスナックもたくさん増えました。
神田でもこういった時間制のスナックが主流になっております。
なので、安価なキャバクラだと思っていただいて大丈夫かと思います。
ただしキャバクラと違うのは、マンツーマンでキャストがつくといった保証はありません。
例えば3人で行ってキャストが2人しかつかないとか言う事は多々あります。
その辺りは安価な代償ですね。
スナックを楽しむための基本
1. 入店の仕方
- まずは声をかける: ドアを開けていきなり入るのではなく、「初めてなんですけど、大丈夫ですか?」と一声かけるのがおすすめです。特に小さなスナックでは、席数に限りがあることもあるので、お店の人に確認しましょう。
- 電話で確認も有効: 初めて行くお店、特に女性一人で行く場合は、事前に電話で「女性一人でも大丈夫ですか?」と確認すると安心です。お店の雰囲気も電話越しに感じ取れることがあります。
2. マナーを守って楽しく
- ママやマスター、他のお客さんへの配慮:
- 会話を楽しむ: スナックの醍醐味は会話です。ママや黒服、他のお客さんの話に耳を傾け、相槌を打ったり、共感したりすることで、心地よい空間が生まれます。ただし、プライベートなことを根掘り葉掘り聞くのは避けましょう。
- 独占しない: ママやキャストを独占しすぎず、他のお客さんともバランスよく会話を楽しみましょう。
- 泥酔しない: 他のお客さんに迷惑がかかるだけでなく、お店から入店禁止になってしまう可能性もあります。適度な量を守り、酔いが回ってきたら無理せずにお会計を済ませましょう。
- 粋な引き際: 長居しすぎず、良いタイミングでお店を出るのが「粋な客」です。
- カラオケのマナー:
- 周りの状況を見る: カラオケはスナックの定番ですが、マイクを独占したり、他のお客さんが歌っている途中で話しかけたりするのは避けましょう。
- 拍手をする: 歌い終わった人には拍手をすることで、お互いの時間を尊重し合えます。
- 選曲の工夫: 初めての場所では、みんなが知っている定番の曲や、幅広い年代に受け入れられる曲を選ぶのがおすすめです。
3. お酒の楽しみ方
- 飲みたいお酒を注文: ボトルキープ制のお店もあれば、飲み放題ボトルがあるところもあります。単品注文ができるお店もあります。飲みたいお酒を選びましょう。初めての場合は、ビールやハイボールなど定番のお酒がおすすめです。
- 勧められたら飲むのが基本: お客さんからお酒を勧められた場合は、基本的に断らずに飲むのがスナックの暗黙のルールです。

スナックの魅力
- アットホームな雰囲気: カウンター越しにママやキャスト・黒服が接客してくれるスタイルが多く、家庭的な雰囲気でくつろげます。
- 会話と交流: ママやマスターとの会話はもちろん、他のお客さんとの交流も楽しめます。見知らぬお客さん同士で一つの話題で盛り上がることも珍しくありません。
- カラオケ: 多くのスナックにカラオケ設備があり、みんなで歌って盛り上がることができます。
- 「第三の場所」: 家でも職場でもない、気軽に立ち寄れる「部室」のような存在として、多くの人に愛されています。
スナックは、お店によって雰囲気やルールが異なります。まずは、気になるお店のドアを開けて、ママやマスターに話しかけてみましょう。きっと、あなたにぴったりの「行きつけのスナック」が見つかるはずです。
コメント